名義変更で最も検索が多い項目の1つに「個人⇔法人への等級引継(等級継承)」というものがあげられます。
等級引継の基礎(個人契約)
まず個人契約の場合における等級引継について述べておきます。
等級が引き継ぐことができる場合
1.記名被保険者の配偶者であること
2.記名被保険者またはその配偶者と同居している親族であること。
上記2点のどちらかを満たす人は名義変更時に等級引継を受けることが出来ます。
等級引継(個人⇔法人)
法人は「1人の人間」として扱われますが、家族や配偶者という概念が存在しないため少し考えが異なってきます。
1.個人事業主が法人を新設する場合(個人⇒法人への名義変更)
2.法人を解散して個人事業主となる場合(法人⇒個人への名義変更)
3.一定の条件を満たす法人間での名義変更(2つ以上の法人が合併する場合等)
上記3つの条件に当てはまる場合は名義変更が可能です。
名義変更を行えるかどうかの最も注目すべき点は「同一性」にあります。
要するに、記名被保険者の名義は変わる(個人名⇔法人名)が、実質的に記名被保険者が同じとみなせる場合のみ等級継承を伴う名義変更が可能ということです。
基本的に、記名被保険者が別人になる場合は等級の引継ぎはできません。(配偶者・同居の親族は例外です。)それは、「運転している人が全くの別人なのに今までと同じ信頼性を担保できるのか?」ということを考えてもらえれば、理解してもらえると思います.
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